ワシントンDC沖縄会の恒例のピクニックが9月15日、爽やかな秋空の下、米メリーランド州のポトマックの公園で行われた。
同会役員らやボランティアたちはテーブルセットに音響の設置、バーベキューの火おこしなどの準備に追われた。グリルには沖縄会の名物プルコギの焼き肉やハンバーガー、ホットドッグの香ばしい香りが漂った。
総勢100人の沖縄会会員やゲスト、子ども連れの家族が集まり、テーブルにはそれぞれが持ち寄った自慢の一品が並べられた。
司会者が歓迎のあいさつをし昼食開始。沖縄音楽を聞きながら久しぶりに再会した仲間と和気あいあいと食事を楽しんだ。今夏ジュニアスタディーツアーで沖縄を訪れたネスター・フォルタ・ジュニア君が「大変有意義な経験をした」と報告。食後はレクリエーションが始まり、くす玉割りやスイカ割りが行われ、挑戦する子どもたちの歓声や大人たちの拍手が起こった。
例年人気の手作り工作は竹トンボ。各自ナイフで竹を削り完成させ、空に向かって飛ばし昔懐かしいおもちゃは好評を博した。ことしの新しい試みは空手の板割り。空手師範が打ち方の指導をし、子どもたちの体の大きさに合わせて板の厚さ、大きさを変え、それぞれ板を割らせ子どもたちから大人まで大満足の笑顔。その後、ラインダンスや三線グループによる民謡の演奏で盛り上がった。
最後は恒例の綱引き。男女対抗、そして那覇出身者対その他の市町村出身者とに分かれて楽しんだ。
沖縄会の存在を知り初めて参加したブラジルからの県系母子や、琉球大学で同じ留学生として知り合った夫婦らは「こんなにたくさん沖縄の人がいるとは思わなかった。楽しませてもらった」と話した。
(鈴木多美子通信員)
英文へ→Members of the Okinawa-kai enjoy a picnic in Washington, DC