【アメリカ】被災3県高校生 9人の留学支援 岸本ファミリー基金


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 過去6回にわたり、毎年沖縄県の高校生約10人にアメリカ短期留学の機会を与えてきた岸本正之さん、多摩子さん夫妻はことしは東日本大震災の被災地、宮城、福島、岩手の3県の高校生を支援し、8月1日から9日間の日程で研修を実施した。

 自然環境を保護する意欲のある若者に奨学金を支給し、未来のリーダーを育成することを目的に活動する「岸本ファミリー基金」の「善意」に生徒たちは感謝した。
 9人の高校生と引率教師1人は、パロスバーデスの岸本夫妻の自宅でホームステイしながら、現地の高校生との交流やUCLA(米カリフォルニア大学ロサンゼルス校)視察などを通して見聞を広めた。米国での滞在費や交通費など費用は全て同基金が負担。8月4日には奨学生9人の歓迎会が岸本さん宅で開かれ、福島、宮城、岩手の県人会長をはじめ、北米沖縄県人会会長や会員ら100人が集まり、被災地復興を担う未来のリーダーたちを励ました。
(当銘貞夫通信員)