絶妙「おち」に爆笑 泡盛片手、落語楽しむ


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沖縄方言を交えた落語で沸かせたおきらく亭かん好さん=10日、名護市の津嘉山酒造所

 【名護】泡盛片手に落語を楽しむ「第2回宵・酔・寄席ライブin津嘉山酒造所」が10日、名護市の同酒造所で開かれた。詰め掛けた人々は、はなし家の軽妙な言葉に引き込まれ、おちに大笑いしていた。

 最初に高座に上がった、おきらく亭かん好さんは「金明竹」に沖縄の要素を加え、方言を交えた口上とおちで会場を沸かせた。
 おきらく亭すい好さんの「禁酒番屋」は、禁酒令の中で、依頼を受けた酒屋が城内に酒を届けようとするも、番屋の侍に何度も没収されて飲まれるのに悔しがり、最後にはとっくりに入れた小便を飲ませようと画策する様子を語りと所作で魅せると、観客は声を上げて笑い、おひねりを飛ばした。
 落語が好きでこの日を楽しみにしていた仲地豊勝さん(64)は「生の寄席は最高に楽しい。沖縄でもっと寄席が増えてほしい」と笑顔で語った。(嘉陽拓也)