普天間飛行場の米兵1人脱走


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 県基地対策課によると、在日米軍は22日までに、外務省に対して米軍普天間飛行場の米兵1人が脱走したと伝えた。同日までに身柄は確保されていないとみられる。

 基地対策課によると、米軍は9日に同米兵が脱走したと認定。在日米軍が16日に外務省に連絡した。渉外関係主要都道県知事連絡協議会(渉外知事会)が20日に県に連絡し、県が21日、関係市町村へ情報提供した。
 県内では10月に米海軍兵による集団女性暴行致傷事件が起こり、在日米軍が日本にいる全ての米兵に対し、深夜外出禁止令を発令し再発防止策に取り組んでいるが、今月に入り読谷村で米空軍兵による住居侵入中学生傷害事件、那覇市で海兵隊将校による住居侵入事件が起きている。今回の米兵脱走も含め、米軍の綱紀粛正や再発防止策の実効性がないとの批判がさらに強まりそうだ。
【琉球新報電子版】

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