「第9回のびのび音楽祭」が15日、浦添市の沖縄療育園で開催された。障がい者や高齢者が音楽活動に参加することで心身の健康を図る「療育音楽」を取り入れ、活動している6施設が集まり、日ごろの練習成果を披露した。
出演者らは舞台上、笑顔で合唱や楽器の演奏を披露し、会場は拍手に湧いた。
この日のために新曲を練習してきた沖縄療育園の音楽グループ「ハッピースマイル」は、太鼓や鈴を楽しそうに鳴らして2曲を披露した。同園に入所している池間明美さん(51)は大太鼓を担当。演奏後、うれしそうに「楽しかった」と話した。
同音楽祭を担当した県社会福祉事業団の宮城貴子さんは「年に一度の音楽祭は日ごろの練習成果を発表する場。施設利用者にとって楽しみであり、目標だ。今日は皆元気に出演できてうれしい」と話した。