【西原】西原町社会福祉協議会(新川善昭会長)が運営する、町内の障がい者の自立や社会活動参加、就労を支援する「サポートセンターはばたき」の開所20周年記念式典が22日、町社会福祉センターで開催された。
利用者と職員が会場を設営。手作り感あふれる和やかな雰囲気の中、集まった約70人の関係者が節目を祝った。
「はばたき」は1992年に、町内初の障がい者共同作業所として開所。2009年に就労継続支援B型事業に移行した。あいさつに立った新川会長は「20周年を迎えられたのは町や町民、企業などの支援のたまもの。感謝したい」と述べた。
「はばたき」から巣立ち現在、清掃業に就く喜屋武敏江さん(30)は、元利用者として「今の会社は厳しく、何度も辞めたいと思ったが、頑張りたいと思う自分自身の気持ちが支えになっている」と、挫折を乗り越え自立していることに胸を張った。
式典ではこれまでの活動をスライドショーで紹介したほか、最後は利用者らで合唱し、20周年を祝った。
(普久原裕南)