瀬長島計画に4案 遊歩道、拝所を要望


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観光拠点として瀬長島の主要施設の整備の方向性で意見交換した検討委員会=22日、豊見城市役所

 【豊見城】第2回瀬長島観光拠点整備計画検討委員会(委員長・安藤徹哉琉大工学部准教授)が22日、豊見城市役所で開かれた。市当局から瀬長島の将来像として4案が提示されたほか、道路や駐車場など施設整備の方向性を議論した。

 市側から瀬長島の将来イメージコンセプトとして、近郊の住民の自然・屋外レクリエーションの場、短時間で観光客が満足する空港に隣接する特徴ある沖縄を感じてもらう場と位置付け、(1)気分転換スポット瀬長(2)等身大リゾートアイランド・私の居場所瀬長島(3)眺める・祈る・癒やされる島ほっと瀬長(4)ロマンティックアイランド瀬長-が提案された。さらに中央通り、温泉宿泊、西海岸テラスなど10ゾーンに分け土地利用していく方針が示された。
 主要施設の整備の方向性として、車動線については一部を一方通行する案を検討。交通量調査などを踏まえて既存の250台から約400台のスペースも確保し整備を進めることや国有地部分の整備では貴重な自然海岸を残していく方針を確認した。
 委員からは「豊見城発祥の地として本来の拝所を復元してほしい」「遊歩道整備など人が主役の島づくりを前面に出してほしい」など意見が出された。