夜間飛行差し止め求め米国を提訴 嘉手納爆音の原告団


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対米訴訟に向けて横断幕を掲げて提訴に向かう第3次嘉手納爆音訴訟の原告団=30日、沖縄市の那覇地裁沖縄支部前

 米軍嘉手納基地周辺の住民約2万2千人による第3次嘉手納爆音差し止め訴訟の原告の一部144人が30日、米国政府を相手に夜間、早朝の米軍機の飛行差し止めと総額2億1600万円の損害賠償を求める「対米訴訟」を那覇地裁沖縄支部に提起した。

 対米訴訟は第2次訴訟で飛行差し止めを求めて以来2度目。損害賠償の請求は初めてとなる。新川秀清原告団長は集会で「当事者である米国を司法の場に引きずり出して基地被害の撤去を目指していこう」と訴えた。
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