市民の笑顔、福島支援 カレンダーにメッセージも


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笑顔カレンダーの完成を報告するうむい宮古島の藤井一郎会長(左から2人目)ら=11月26日、宮古島市役所平良庁舎

 【宮古島】宮古島市の「うむい宮古島」の藤井一郎会長らが11月26日、宮古島市役所平良庁舎に長浜政治副市長を訪ね、笑顔カレンダーの完成を報告した。
 笑顔カレンダーは、宮古島市民がそれぞれの誕生日など記念日の日付とメッセージを持った写真を使用したカレンダー。同会では、笑顔カレンダーを販売し、収益金を使って東日本大震災と東京電力福島第1原発事故により、困難な生活を強いられている福島県の子どもたちを宮古島で保養に招待するという。

 10月に視察した福島県二本松市の同朋幼稚園から、来年の秋ごろに10世帯ほどの招待を検討している。
 宿泊先については、民泊の活用なども検討しているという。
 藤井会長は「10年20年と毎年保養に呼べれば、福島の人たちと宮古島とのつながりが生まれる。微力ではあるが、これからがスタートと思って頑張っていきたい」と話した。長浜副市長は「押し付けがましくない支援で、とても良いと思う。みんなで取り組むことで、島の発展にもつながる」と活動を評価した。
 同会では、1部500円で3千部の販売を予定している。1日午後3時から、宮古島マリンターミナルで福島県視察の報告会とカレンダー販売を行うほか、同市内の書店などでの販売も交渉している。問い合わせは同会事務局(電話)0980(73)7569。