伊江観光、海外にPR 島の魅力、香港から取材陣


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昔ながらのゆし豆腐作り体験を取材する香港のメディア関係者ら=13日、伊江村農村環境改善センター

 【伊江】県内の観光ツアー商品の視察・取材のため、香港の旅行社「香港エアラインホリデーズ」が主催して香港のメディア関係者ら10人が11月12日から4日間、伊江島などに滞在した。一行はやんばるのマングローブ見学や塩作り、海中道路サイクリングなどを体験し、沖縄の自然に触れた。

 13日には伊江島でゆし豆腐作り体験を取材し、自転車で島を巡り自然を満喫した。ゆし豆腐は、石臼で大豆をひく昔ながらの手法で作った。出来たての豆腐は「初めての味と食感。いつも食べる豆腐よりおいしい」と大好評だった。
 同社は那覇-香港間を結ぶ路線(香港エクスプレス)の観光ツアー商品として、沖縄の自然と健康的な生き方を香港で紹介し、同路線を広めようと企画している。
 同社の楊海邦氏は「香港では健康志向の傾向にある。沖縄はサイクリングする場所としてふさわしい。体験型観光とサイクリングを組み合わせた商品を打ち出したい」と話した。
 ゆし豆腐作りを指導した「2わく体験くらぶ」の東江裕美子さんは「島の自然、きれいな海や空気の魅力をPRしてほしい」と期待を寄せた。
(中川廣江通信員)