キングス14戦全勝 bjリーグ


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 プロバスケットボールbjリーグの琉球ゴールデンキングス(西地区1位=13勝)は2日、大分県別府市のビーコンプラザで大分ヒートデビルズ(同地区3位=9勝6敗)と第2戦(シーズン第14戦)を行い、123―50で圧勝、開幕14連勝で首位を独走している。

2位の島根とのゲーム差は5。キングスは豊富な運動量と外側からの的確なシュートで終始ゲームを支配。最後まで大分を寄せ付けなかった。キングスの次戦は8、9の両日に山口県宇部市の俵田翁記念体育館でライジング福岡と対戦する。

琉球ゴールデンキングス(14勝)
 123―50(35―6,29―16,38―11,21―17)
大分ヒートデビルズ(9勝7敗)

◆爆発的な攻撃力 球団最多得点で圧倒
 小菅直人と金城茂之の描くアーチが、キングスに球団最多得点での圧倒的勝利をもたらした。2人が決めた3ポイントシュートは合わせて13本。連日の3桁得点で連勝記録を伸ばし、リーグ記録の15連勝に王手をかけた。それでも小菅は「記録よりも目の前の試合をしっかりこなす」と気を緩めることはない。
 日本人選手8人のみで連戦に臨んだ大分だが、前日の第1戦ほどの切れが見られなかった。一方のキングスはアンソニー・マクヘンリーらが積極的な攻撃を見せて早々と主導権を握った。守備でも山内盛久やジェフ・ニュートンのスチールで攻撃を阻み、第1クオーターはわずか6失点で切り抜けた。
 インサイドの守備を固める大分に対し、効果を発揮したのが小菅や金城の3点弾だった。小菅は前日からの好調を維持し、7本の3点弾を含む23得点。「チームとしてやろうとしたことがコートで表現できた。自分たちのバスケをやれば、どのような状況でも戦える」と手応えを感じた様子だ。
 6本の3点弾を決めた金城は「チームメートがボールを回してくれて、それに応えられた」と満足げ。「次につながる良いプレーができた。今後はディフェンスに力を入れて頑張りたい」と次の目標を見据えた。

◆気迫を前面に出せた
 遠山向人HC(キングス)の話 今日は気迫を前面に出す激しいバスケを目指し、選手たちがそれに応えてくれた。サイズの大きい大分が、インサイドを固めた中でアウトサイドから小菅、金城がすごく良いシュートを決めてくれた。これからも目の前の試合を一つ一つ戦う。