総合教育センター、HPまた改ざん


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 県立総合教育センターは3日までに、同センターのホームページ(HP)を閲覧しようとすると自動的に無関係なサイト画面へ移動するプログラムを確認した。

このため同センターのHPを閉鎖した上で、調査するために同様の仕組みで運用している県立高校・特別支援学校計16校と四つの教育関連団体のHPも閉鎖した。同センター管理のHPは11月4日にも改ざんされ、同14日まで閉鎖していた。
 11月29日午前8時42分に同センター職員がセンターのHPを閲覧しようとしたところ、正常に表示されなかったことから同45分にHPを閉鎖した。確認したところ、同18分にHPのデータが改ざんされていたことが分かった。
 センターは8時18分~同45分の間に同センターHPを閲覧した場合、悪意のあるプログラムに感染した可能性も否定できないとして、ウイルス対策ソフトを最新の状態にし、ウイルススキャンを実施することなどを呼び掛けている。
 センターによると、11月4日と同29日の改ざんはともに、コンピューターのシステム内部に不正プログラムを仕組んだ後、外部からそれにアクセスして改ざんを行う「バックドア」と呼ばれる方法で実施された。
 プログラム自体はコンピューターウイルスではないため、11月上旬の復旧作業時のウイルススキャンでは見つけられなかったという。不正プログラムは9月19日に、インターネットを使って外部から仕組まれていた。