「首里三箇」巡り満喫 まちまーい2周年企画


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ガイドの話に耳を傾ける「那覇まちまーい」の参加者ら=1日、那覇市首里の瑞泉酒造

 那覇の街をガイドしたり散策したりする「那覇まちまーい」(那覇市観光協会主催)が1日、2周年を迎えた。

同日、2周年記念企画として「第1回新コース企画コンテスト」で最優秀賞に輝いた新コースの街歩きを開催した。県内外から21人が参加し、ガイドの解説に耳を傾けながら街歩きを楽しんだ。
 新コースは、同協会に所属するガイド60人の公募の中から選ばれた。最優秀賞には、ガイドの阿部潤さんと真栄田宏子さんが考案した「首里三箇(さんか)~泡盛と王朝文化を育んだ城下町」が選ばれた。
 同コースは、琉球王国時代、唯一泡盛の製造が許されていた首里三箇(赤田・崎山・鳥堀)を歩き、今も残る三つの酒造所や点在する文化財を見学する道程。考案者の阿部さんは「見どころの多いルートで、見学場所を厳選するのに苦労した。泡盛を育んだ町の伝統を感じてもらえるコースになったと思う」と話した。
 「那覇まちまーい」に魅了され、これまで何度も参加している田中望さん(47)=神奈川県=は「ガイドブックに載っていない場所や歴史を知れて楽しい。毎回新しい発見があるし、一人でも参加しやすい」と笑顔で語った。娘と孫の3人で初めて参加した伊禮昭さん(59)=浦添市=は「普段、車では行けない場所を見学できるいい機会。後でまたゆっくり歩いてみたい」と話した。