コラボソーキそば人気集め完売 徳島で「南風原物産展」


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「世界の踊りフェスティバル」で出展された南風原物産コーナー=11月23日、徳島市のアスティとくしま(藤原さん提供)

 【南風原】沖縄徳島県人会長の藤原政勝さん(72)=南風原町商工会地域観光まちづくり推進室長=ら有志が11月23日に徳島市で開かれた国民文化祭関連イベント「世界の踊りフェスティバル」に招かれ、南風原町物産コーナーを出展、沖縄と南風原町をPRした。

 5月に同町で全国徳島県人会連合会総会が開催されたことをきっかけに、徳島県美馬市の美馬商業高と豊見城市の南部農林高の生徒が10月にインターネット回線を使ったテレビ会議を開催。両校の生徒が地元の農産物を生かした商品開発で意見交換し、美馬産の「みまからトウガラシ」を使った沖縄そばの麺作りを検討してきた。
 これを受け、南部農林高OBで「レストランしぐれ」を営む仲里文雄さん=南風原町=がトウガラシを沖縄そば麺に練り込み「みまからソーキそば」を試作。藤原さんらが徳島県教育委員会に招かれたことから、南風原町物産コーナーで「みまからソーキそば」や「南風原かぼちゃそば」を美馬商の生徒らが販売した。
 会場では、200食が2時間で完売するほどの人気ぶりで、「辛さもちょうどよくおいしかった」などの声が寄せられたほか、南風原産の亀の子せんべいやクッキーなども売り切れた。
 藤原会長は「高校生の交流や町内の関係者の協力で徳島で南風原をPRできた。飯泉嘉門知事からも若い世代の交流拡大を進めてほしいと言われており、来年度は中学校間の交流事業をスタートさせ、交流を進めたい」と話した。