ジャーナリスト基金賞 本紙に奨励賞


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 平和や人権などの分野で優れた報道、活動をした個人・団体に贈られる「平和・協同ジャーナリスト基金(PCJF)賞」の第18回受賞者が6日発表され、本紙連載「米海兵隊のオスプレイ配備に抗(あらが)う一連の報道」が、準グランプリに当たる奨励賞に選ばれた。

本紙の同賞受賞は2011年の「ひずみの構造―基地と沖縄経済」に次いで4回目で、3年連続受賞となった。贈呈式は15日、東京の日本青年館で開かれる。
 大賞の基金賞にはジャーナリストの布施祐仁さんによる「ルポ イチエフ~福島第一原発レベル7の現場」(岩波書店)が選ばれた。奨励賞にはほかに、琉球朝日放送制作の「標的の村~国に訴えられた沖縄・高江の住民たち」など6点が選出された。
 入賞作品は69点(うち映像関係21点)の候補の中から選ばれた。
 PCJFによると、「オスプレイ配備に抗う一連の報道」について審査委員からは「オスプレイに関する報道の質と量に圧倒された」「配備がもたらす危険と、それに反発する県民の憤りが余すところなく紙面化されている」などの評価の声があった。