「沖縄ルーツ誇り」と感涙 西原・海外移住者子弟


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琉装で修了証書を手に記念撮影する研修生と関係者ら=4日、西原町商工会

 【西原】町出身海外移住者の子弟を受け入れ、町民らと文化・国際交流を図ることを目的とした2012年度西原町海外移住者子弟研修生受け入れ事業の修了式が4日、同町商工会で開かれた。

 アルゼンチンの呉屋・マリエラ・ロクサーナさん(25)、ブラジルのタマナハ・ヴィニシウス・サダオさん(26)、ペルーのサト・宮平・ジョセリン・リツコさん(26)の3人が、波平常則教育長から修了証書を受け取った。
 研修生は学んできた三線などを披露。集まった約100人から大きな拍手が送られた。上間明町長は「限られた期間で、皆さんとても熱心に取り組んでいた」と評価した。
 呉屋さんは「沖縄にルーツを持っていることを誇りに思う」と感涙のあいさつ。タマナハさんは「夢だった沖縄に来ることがかない、きょうからまた新しい夢に向かう道のりが始まる」と決意を新たにした。宮平さんは「ペルーに帰っても、三線や琉球舞踊などを楽しみたい」と話した。

英文へ→Children of people who migrated overseas from Nishihara boast that their roots are in Okinawa