演奏家が出前授業 南城・玉城小 金管の吹き方学ぶ


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ペットボトルを使い、金管楽器の音の出し方を学ぶ児童ら=3日、南城市立玉城小学校

 【南城】おきでんシュガーホール新人演奏会の歴代入賞者による出前授業が3日、南城市の玉城小学校で5年生を対象に開かれた。

 この日は県出身者で結成され、現在は全国各地で活動を展開している「ファンシーブラスアンサンブル」の5人が講師を務めた。児童らはメンバーが使用するトランペット、ホルン、トロンボーン、チューバの金管楽器それぞれの役割などの説明を受けた。
 ホルンを演奏する比嘉康志さんは「金管楽器は息を吹くのではなく、唇を振動させて音を出すことが大事」と話し、底に穴を開けたペットボトルで児童らに正しい吹き方を教えた。
 児童らは、5人の奏でる音色に手拍子で応え、最後は「島人ぬ宝」を全員で歌い、授業を締めくくった。
 喜納匠政君は「初めて知った楽器もあった。生で見る演奏はCDで聞くのと違って迫力があった」と目を輝かせていた。