南部で体験型観光を 指導者養成へ講習会


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道端に生える野草を観察する受講者=6日、八重瀬町

 【八重瀬】沖縄南部広域観光協会は3日から6日までの4日間、第8回体験活動指導者養成講習会を八重瀬町立セミナーハウスで実施した。

本島南部地域から参加した18人の受講者は泊まり込みで座学や緊急蘇生法などの講義を受講。地域の魅力を発信しようと意欲的に取り組んでいた。
 地域の資源を生かした体験型観光プログラムを実践・考案するリーダーを育成することが目的。NPO法人自然体験学校沖縄校が講習を担当し、修学旅行生らプログラム参加者に安全・安心を提供する技術を指導する。受講生は「体験活動リーダー」に認定される。
 最終日の6日は、実際に体験プログラムに参加。道端に生えている野草からお茶を作る方法を学んだ。
 糸満市のモズク養殖業者の大城彰人さん(36)は「内容が濃い講習会で、寝る暇もないほどだった。これから、地元の海を利用した体験プログラムを作っていきたい」と意気込んだ。