模擬披露宴 準備着々 沖縄職能開発校、学生が企画演出


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模擬披露宴成功に向けて、リハーサルを重ねる学生ら=12日、沖縄市の沖縄職業能力開発大学校

 沖縄市の沖縄職業能力開発大学校ホテルビジネス科2年の学生14人が現在、同校で17日に開く模擬披露宴に向けて、準備に取り組んでいる。

「沖縄」をテーマに、学生自らが企画、演出を手掛けたオリジナルの披露宴を成功させようと、11日以降、連日、会場でリハーサルを重ねている。
 同科の2年生は毎年12月に設定されている「集中授業」の期間中に、1年半の実践学習の成果発表の場としてファッションショーや模擬披露宴などを開催してきた。ことしの2年生も11月中旬ごろから、模擬披露宴開催に向けて準備を進めている。
 披露宴のテーマ設定から、新郎・新婦の衣装選び、料理の食材選定、メニューの作成、会場レイアウト、台本、音響、照明など全ての演出を学生が考え、挙行する。本番で新郎・新婦役を務める同校男性職員とその妻に、なれそめや好きな曲についての聞き取りもした。
 12日のリハーサルでは、披露宴中の音楽が鳴るタイミングを合わせるため、何度も通し稽古を重ねた。学生が新郎・新婦役を務め、歩く速さと音楽の流れるタイミングが合っているかなどを確認した。
 統括責任者を務める喜舎場愛香さん(19)は「チームで取り組んでいるため、意見の調整や披露宴全体のバランスを取ることがとても難しい」と語りながらも、「先輩がやってきた以上に思い出に残る披露宴ができるよう、みんなと成功に向けて頑張りたい」と意欲を語った。