サックス演奏ノリノリ 名古屋芸大オケ、喜名小でライブ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
間近に迫るサクソフォンの音色に驚く子どもたち=3日、読谷村立喜名小学校

 【読谷】名古屋芸術大学サクソフォンオーケストラのメンバーら約30人が3日、読谷村喜名小学校で音楽鑑賞会を開いた。

サックス奏者が児童らの間を行進したり、児童が指揮者に挑戦したりするコーナーなどがあり、児童らは楽しい音楽の世界に引き込まれた。
 オーケストラは軽快なリズムで「ハイサイおじさん」などを演奏。子どもたちは身を乗り出して聞いていた。フィナーレでは6年生全員がオーケストラの演奏で「さとうきび畑」と校歌を合唱した。
 新里琉人君(12)は指揮者になりきり、優雅な動作で指揮棒を振った。振る速度を変えると演奏スピードが速くなったり遅くなったりし、児童らは手をたたいて大笑いした。新里君は「とても良い指揮ができた」と満足げだった。
 當山悠羽(ゆう)さん(9)は「音が近くで聞けて良かった。音がきれいだった」と話した。ソプラノサックスを吹いた高木美咲さん(22)は「素直でいい子たちばかりで表情がすごく輝いていた。とても楽しく演奏できた」と笑顔だった。
 同大講師の三日月孝さん(55)は「とにかくのりが良くて演奏がうまくできた。沖縄に来て良かった」と語った。
 同オーケストラは2日に村文化センター鳳ホールで開かれたサクソフォニーフェスティバル沖縄のために来県。鑑賞会はフェスティバルの舞台に立った同小児童へのお礼に開いた。

※注:高木美咲さんの「高」は旧漢字