プロの指導に感激 原監督「夢持ち続けて」


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ピッチングフォームを指導する元巨人の水野雄仁さん=8日、沖縄セルラースタジアム那覇

 元プロ野球選手による野球教室「ファンケルキッズベースボールチャレンジ2012in那覇」(報知新聞社主催)が8日、那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇で開催された。

県内の34の少年野球チームから442人が参加。講師陣には元巨人の投手、宮本和知さんや水野雄仁さんら11人が勢ぞろい。スペシャルゲストで巨人の原辰徳監督が登場し、子どもたちにプロの技を伝授した。
 参加した子どもたちはボールの投げ方やピッチングフォームなど直接指導を受け、練習に汗を流した。那覇弁ヶ岳ファイターズの前里大樹君(12)は「プロの選手に教えてもらってとってもうれしい。投げているときに原監督が見に来てとても緊張した。将来の夢はプロ野球選手」と笑顔で語った。同チームのコーチ・石川浩さんは「子どもたちにとって、心に響くとても貴重な経験になっている。こういう場での出会いを大切にして、野球を続けるきっかけになれば」と話した。
 原監督は「巨人軍の中でも沖縄出身の選手は評価が高い。皆さんも大きな夢を持ち続けて、さらにその夢に一歩でも近づくように前を向いて頑張って」と子どもたちを激励した。那覇のキャンプについては「特に那覇市民にはキャンプでお世話になっている。沖縄出身の人が多くジャイアンツに入ってくれたら」と語った。
 野球教室では、不要になった野球道具を海外の子どもたちに寄贈しようと事前に呼び掛け、グラブやバット、ボールなど239点が集まった。
(阪口彩子)