那覇市 新庁舎が完成 来月から業務開始


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完成して那覇市に引き渡された那覇市役所新庁舎=18日、那覇市泉崎

 那覇市(翁長雄志市長)が那覇市泉崎に2010年から建設を進めてきた市役所新庁舎が18日に完成し、那覇市に引き渡された。

 地上12階、地下2階建てで、総事業費89億円。主な通路の段差をなくすなどバリアフリー化を図ったほか、免震構造を採用するなど防災対策を強化。壁面や屋上を緑化した。
 これまで分散設置されていた仮庁舎、銘苅庁舎、市教育委員会が一体となり、約1500人が勤務する総合庁舎になる。年末年始の連休から順次引っ越しを始め、早い部署では1月4日から業務を始める。
 仮庁舎跡地は駐車場として民間事業者に貸し付けるほか、銘苅庁舎は市自治会長会連合会や市文化協会、ITインキュベート(起業支援)施設などが入居する「那覇市民協働プラザ(仮)」として活用する。市教委も那覇市前島のとまりんから新庁舎に引っ越す。