フランスチーズ広めたい 飯塚さん「鑑評騎士」に


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「フランスチーズ鑑評騎士」の称号を受けた飯塚みどりさん=5日、那覇市松尾の「料理工房・てだこ亭」

 那覇市松尾のイタリア料理店「料理工房・てだこ亭」のオーナーシェフ飯塚みどりさん(49)=同市=がこのほど、フランス伝統チーズを愛する人の称号「フランスチーズ鑑評騎士」を受けた。

店舗でフランスチーズを使用したメニューも出している飯塚さんは、同鑑評騎士の会日本支部による審査で、普及啓発への貢献が評価された。「うれしい。さらに精進したい」と笑顔で喜びを語った。
 11月13日に東京で開かれた叙任式で「シュヴァリエ(騎士)」の称号とメダルが授与された。本年度は国内から19人が「シュヴァリエ」に認定された。飯塚さんは県内で3人目となる。
 以前はイタリアチーズしか扱っていなかったが、2007年にフランスチーズを視察する研修ツアーに参加し、現地で食べたチーズのおいしさに衝撃を受けた。「フランス料理店じゃないし。でも、みんなに食べてほしい」。東京の専門店からフランスチーズも仕入れ、各国のチーズの盛り合わせをメニューにした。チーズ好きの人以外にも食べてもらうきっかけにしようと、3種類のチーズなどを乗せた前菜盛り合わせもメニューに加え、客から好評だという。
 「本当においしいチーズを沖縄に広めたい。みんながチーズを好きになってくれたらいい」と、名誉を胸にチーズの素晴らしさをこれからも伝えていく決意だ。

英文へ→Iizuka becomes Chevalier du Taste-Fromage