三線演奏 友に感謝 シンガポール留学生8人


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送別会で留学中に学んだ三線を演奏するシンガポールの留学生=18日、名護市辺野古の沖縄高専

 【名護】国立沖縄工業高等専門学校(沖縄高専)にシンガポールから留学し、12月末に帰国する8人の送別会が18日、同校で開かれた。

研究だけでなく沖縄文化も学んだ8人は、三線を演奏し、沖縄の友人らに別れを告げた。
 国立高等専門学校機構の短期留学プログラムで、8人は10月に来県。いずれもシンガポールのテマセク・ポリテクニク(高等専門学校)3年生で情報通信技術を研究した。研究の傍ら、紅型や琉球ガラス、三線にも挑戦し、送別会では演奏のほかに、紅型作品なども展示した。
 クラスメートらを前にした演奏では「安里屋ユンタ」「島唄」「涙そうそう」を披露した。
 スー・ジュン・ゾン・ルイスさん(19)は「いろんな人とコミュニケーションできたことは良かった。就職するときの面接で役に立てたい」と笑顔。リム・ルイ・ティン・ルースさん(19)は「沖縄のきれいな海が印象に残った。国際感覚を養えるので、沖縄の友人たちにシンガポールにも来てほしい」と話した。