【恩納】第8回山芋スーブ(勝負)が9日、恩納村の宇加地公民館前広場で開かれた。宇加地の50歳から64歳の会員、ナー城会(友寄良章会長)から始まった「一つの種芋から生産された総重量」を競う催しは、134・8キロで阿嘉宗喜さんが優勝した。
阿嘉さんは「台風が多く、塩を含んだ雨で苦労した」と話した。
2位は比嘉正勝さんの106・8キロ、3位は古波蔵秀雄さんの105キロと、台風被害に遭いながらも4位まで100キロ以上と好成績だった。
会場には班別に生産者の名札が付いた山芋が並べられ、来場者が熱心に見て回り、中には売約済みの表示も見られた。
恩納村の産業まつりには毎年、1位の山芋が展示される。主催者の長浜真信区長は「みんな熱心。育て方は模合仲間にも秘密で競い合うほど」と笑顔で話した。
(小山猛三郎通信員)