空自F15、滑走路灯など破損 閉鎖で民間16便影響


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 航空自衛隊那覇基地の第83航空隊第204飛行隊所属のF15戦闘機1機が25日午後8時、那覇空港滑走路に着陸後に進行方向を維持できず、右主脚が滑走路右側の滑走路灯と誘導路灯に接触、破損させた。

清掃のため滑走路は約38分間、閉鎖された。乗員らにけがはなかった。国土交通省大阪航空局那覇空港事務所によると、滑走路閉鎖の影響で、那覇空港を出発する民間機10便、到着6便に遅れが出た。
 出発便で最大42分、到着便で最大39分遅れた。到着便のうち、与那国空港から向かっていたRAC880便は、宮古空港へ目的地を変更し宮古空港に着陸。その後那覇空港に向かった。
 F15が機体の進行方向を維持できなかった原因について、空自那覇基地は「調査中」としている。同基地によると、同機は夜間飛行訓練のため、同日午後6時15分ごろ、那覇空港を離陸。同機は誘導路灯に接触したことで機体の脚を損傷したが、詳細も調査中としている。