オスプレイ反対継続 中頭青年団OB会


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オスプレイ撤去運動の継続を確認し気勢を上げる参加者=26日、宜野湾市の普天間飛行場大山ゲート

 【宜野湾】垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの撤退と、普天間飛行場の撤去を求めて同飛行場大山ゲート前で集会を開いてきた中頭青年団OB会(中根章会長)が26日、今年最後の集会を開いた。

20人余の参加者は歌やスピーチを交えながら、撤退要求の取り組みを継続することを確認した。
 集会には歌手の海勢頭豊さんが出演し「月桃」などのオリジナル曲を披露。カチャーシーを演奏すると踊り出す参加者もいた。海勢頭さんは「辺野古の海に基地を造らせてはならない。これからも頑張ろう」と呼び掛けた。
 安倍政権発足と重なった今年最後の集会では、新政権を警戒する声も聞かれた。田場盛順さん(70)=浦添市=は「日本が再び戦争のできる国になりはしないか心配だ」と話した。平良真知さん(61)=うるま市=は「辺野古への新基地建設を強引に推し進める恐れがある。沖縄の文化の力ではね返したい」と語った。
 復帰運動や反基地運動を闘ってきた本島中部の若者で組織した中頭青年団のOB会がオスプレイ配備後の10月26日から毎月第2、第4水曜日に集会を開催。歌手らを招き、にぎやかな雰囲気の中でオスプレイ撤退の要求を重ねてきた。
 新年は1月9日に集会を開く予定。中根会長は「青年団当時のうたごえ運動の延長で集会をやってきた。新しいメンバーも増えている。できるだけ集会を継続したい」と語った。