「育ててくれてありがとう」「生まれてきてくれてありがとう」。社会福祉法人若竹福祉会(仲村勉理事長)が運営する四つの社会就労センターの合同成人式が12日、那覇市の沖縄都ホテルで開かれた。ことしはこれまでで最も多い8人が新成人を迎え、駆け付けた家族や施設職員から祝福を受けた。
新成人になった施設利用者は伊是名秀俊さん、花城未知さん、大城海斗(かいと)さん、下地史也さん、平良真美さん、大城朝覚(ともあき)さん、玉井希(のぞむ)さん、照屋ひかりさんの8人。この日、新成人らは端正なスーツや華やかな振り袖姿で登場し、来場者に向かいそれぞれ感謝の言葉やこれからの抱負を語った。
花城さんは「20年間育ててくれた両親と、私を支えてくれた方々に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます」とあいさつした。照屋さんは「少しずつできることを増やしていきたい」と話し、社会人としての門出にひるまず前を向く決意を込めた。