北国に響く太鼓の音 児童ら山形到着 中部広域圏交流事業


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山形県の児童の前で感動的なエイサーを披露する、沖縄県の小学生=15日、山形県新庄市の玉姫殿

 【山形県で増田健太】中部広域市町村圏事務組合が地域間交流事業で派遣した児童65人が15日、山形県新庄市に到着し、最上広域市町村圏事務組合(理事長・山尾順紀新庄市長)の児童と再会した。

同市の玉姫殿で歓迎交流会があり、互いに踊りを披露した。市内では雪が積もり、地下水が雪を溶かす消雪道路や除雪車を見ながら移動した。
 3泊4泊の日程で、スキーを教わったり金山町立金山小学校などを訪れたりして交流する。この日は那覇空港から航空機と新幹線を乗り継ぎ新庄駅に到着し、児童らは山や道に積もる雪に驚いていた。歓迎交流会では沖縄の児童がエイサーと「てぃんさぐぬ花」の三線と合唱を、山形の児童は花がさ踊りなどを披露した。
 戸沢村立角川小6年の田中友輝さんは「再会を楽しみにしていた」と歓迎し、西原町立坂田小5年の崎山遥大(はると)君は「初めて経験することばかりなので胸がわくわくしている」とあいさつした。
 エイサーに感動した山尾順紀新庄市長は「素晴らしかった。夏祭りにも来てほしい」と話した。