北谷町の魅力 映画に 林賢さん、国際映画祭で上映


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記者会見で映画への意気込みを語り握手する照屋林賢さん(左)と野国昌春北谷町長=11日、北谷町美浜の「アジマァ」

 【北谷】3月に開催される第5回沖縄国際映画祭に、北谷町を舞台にウチナーグチをテーマにしたドキュメント映画「くとぅばぐてー(言葉の力)」が出品される。

音楽家の照屋林賢さんが監督・脚本・音楽を務める。現在製作中で、野国昌春北谷町長や高良倉吉琉球大教授、版画家の名嘉睦稔さん、りんけんバンドの上原知子さんらが出演。それぞれが語るウチナーグチやウチナーグチへの思いを通し、言葉や地域の持つ魅力を伝える作品に仕上げる。
 11日に町美浜であった記者会見で、照屋さんは「言葉に興味がある方には見てほしい。製作途中だが、100年後に誰が見てもこれは良いと思う感じがしている」と意気込みを語った。野国町長は「タイトルの通り、ウチナーグチを力強く発信し、町の宣伝や発展につなげたい」と述べた。
 映画は「地域発信型映画」として出品される。地域のさまざまな魅力を映画で伝え、活性化につなげようと吉本興業が始めた企画。県内外各地で同様の趣旨で製作された作品も出品される。