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沖縄都市モノレール社が独自に養成したモノレールの運転士第1号となる小禄一史さん(26)への「動力車操縦者」運転免許交付式が17日、那覇市おもろまちの沖縄総合事務局で行われた。
同事務局の三浦知雄運輸部長から、小禄さんに運転免許証が手渡された。
同社はこれまで、県外の鉄道会社に社員を派遣し、免許取得に向けた研修を実施していた。派遣には多額の費用がかかることや今後の県内でのモノレールの発展を見通し、昨年4月から自社で運転士の養成を始めている。
同社養成の運転士第1号となった小禄さんは昨年4月から、講師を務めた同社の先輩運転士から学科教習や技能講習を受けてきた。駅員としての勤務終了後も試験勉強を重ね、昨年12月に見事技能試験に合格した。小禄さんは「筆記試験も技術試験も全て難しかった」と振り返る。
運転免許証を手にした小禄さんは緊張した面持ちで「非常事態にも臨機応変に対応できるよう、今後も知識と技能を高めたい。お客さまに安心して乗車してもらえる運転をしていきたい」と語った。