沖縄の冬 魅力は? 県外モニターが北部観光


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県外では見られない1月の桜を楽しむモニターツアー参加者=16日、名桜大構内

 【名護】冬の沖縄観光の可能性を探るモニターツアー(サンケイリビング新聞社主催)が16~18の3日間、名護市を中心にあり、県外から参加した12人が北部観光を楽しんだ。

 ツアーは県が進める元気プロジェクトの一環で、名桜大が協力。ウオーキングなどやんばるならではの自然体験や、冬でも楽しめるゴルフを満喫した。
 初日は名桜大の新垣裕治教授が沖縄の地理や気候、植生について講義。本島中南部と北部の土壌の違いから植物も変わるとして「沖縄自動車道を通る時は、やんばると中部の境目で植物ががらりと変わる」と移動の際も見て楽しむ観光を勧めた。
 名桜大周辺にある散策コースでは学生がガイドを務め、南国の植物について学んだ。千葉県から夫婦で参加した北峯孝さん(71)は「沖縄は4度目。観光客は多いが、リピーターは少ないと聞く。県外の人を呼び込むための提案を見つけたい」と話し、妻のかおりさん(65)は「前に来た時は美ら海水族館など観光地しか行っていない。今回はゴルフを楽しんでみたい」と期待した。
 一行はこのほか、東村や国頭村でのウオーキングにも参加した。