「民意黙殺」許さぬ 沖子連などが抗議声明


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オスプレイ撤去と米兵事件への抗議アピールを発表する県子ども会育成連絡協議会など5団体の代表ら=22日、県庁記者クラブ

 県老人クラブ連合会、県婦人連合会、沖縄戦を語り継ぐ元女子学徒有志の会(青春を語る会)、県青年団協議会、県子ども会育成連絡協議会の5団体は22日、県庁で会見し、オスプレイの撤去を求め、米兵による女性・中学生への暴行事件に抗議するアピールを発表した。

 各団体の代表らがアピール文を読み上げ、昨年10月1日のオスプレイ強行配備は「県民大会で示された民意を完全に黙殺するもので、日米両政府の傲慢(ごうまん)な姿勢に、県民の怒りは頂点に達している」と強調。2米兵による集団女性暴行致傷事件や、中学生への暴行事件については「人間の尊厳と人権を脅かす野蛮で許しがたい行為」と批判した。その上で「基地のない平和な沖縄」の実現へ県民挙げて取り組む―とした。
 県子ども会育成連絡協議会の玉寄哲永会長は「(27、28の両日、政府にオスプレイ配備撤回を求める)東京要請行動を応援したい」と話し、青春を語る会の中山きく代表は「オスプレイが単に欠陥機だから反対しているわけではなく、基地負担につながるから反対している。首相は絶対に要請団と会うべきだ」と語った。