【名護】脳卒中などで「片まひ」となった人によるゴルフコンペ(沖縄ゆめのかけ橋共同企業体主催)が19日、名護市の久志岳ゴルフガーデンで開かれ、県内外から39人が参加してプレーを楽しんだ。
ゴルフを通した生きがいづくりやリハビリが目的で、参加者はそれぞれのペースでコースを歩んだ。
主催する共同企業体には琉球リハビリテーション振興会、佐喜眞義肢、ホテル経営のかりゆしが参加。大会に合わせ、佐喜眞義肢からスイングや歩行を安定させる膝の装具も提供された。
参加者は10組に分かれ、介助者も交えながらプレー。通常ならクラブ運搬の電動車はコース内の乗り入れは禁止だが、この日は特別にグリーンを除いてどこでも乗り入れができた。
実行委員長で千葉県から参加した角谷利宗さんによると、同様の大会は全国になく「リハビリにも効果がある。走れなくてもゴルフはできる人は多いが、まだ全国的に環境が整っていない。沖縄でこうした場づくりができることは大事」と話した。