【東京】新聞労連は24日、平和・民主主義の確立などに貢献した記事を表彰する「第17回新聞労連ジャーナリズム大賞」授賞式を東京都で開き、米軍の新型輸送機オスプレイ配備をめぐる一連の報道で特別賞を受賞した琉球新報社、沖縄タイムス社などを表彰した。
大賞は朝日新聞の連載「原発とメディア」から上丸(じょうまる)洋一編集委員の「『平和利用』への道」編と「容認の内実」編が受賞。優秀賞は毎日新聞の原子力委員会「秘密会議」報道と、長崎新聞の連載「居場所を探して 累犯障害者たち」、疋田桂一郎賞には共同通信の根本裕子記者のいじめ自殺問題の記事を選んだ。
選考委員を代表して講評を述べた柴田鉄治氏(元朝日新聞社会部長)は沖縄2紙の特別賞について「本土の人にも両紙の記事を見てほしい、本土メディアも(オスプレイ報道で)頑張ってほしいとの意味も込めている」と紹介した。
本紙の新聞労連表彰は3年連続で6度目。