若者が創作芝居 南風原文化センター


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ミニ芝居「これが南風原だ!」の一場面=20日、南風原文化センター

 【南風原】第21回南風原文化センター新春演芸会「みーまんてぃくぃみそーり」が20日、同センターで開かれた。約120人が来場し、町内の若者による芝居や海外移住者子弟研修生2人の琉舞などを楽しんだ。

 第1部はアルゼンチンからの研修生大城メリーサ・カリンさん、徳門ナイラ・マリエル明美さんによる「かぎやで風」で幕開け。徳門さんは得意のベリーダンスも披露し、舞台に花を添えた。
 与那覇出身の同級生、大城明範さん、新垣雄二郎さん、名嘉真嘉貴さんはミニ芝居「これが南風原だ!」を上演。ニューヨークからホームステイで南風原町を訪れた米国人と町内の若者が「新春演芸会」に出演し、漫才を披露するストーリー。軽妙な掛け合いで会場を沸かせたほか、歌を通して東日本大震災を風化させないといったメッセージも盛り込まれた。
 宮城出身でチームスポットジャンブルで活躍中の与那嶺圭一さんは一人芝居「修学旅行」を上演。劇中、手品を披露するなど斬新な演出で観客を引き付けた。
 前田美海さん=北丘小4年=は「町内の人の踊りやお芝居が楽しかった。私も挑戦してみたい」と笑顔で話した。