1336人、爽快に銀輪こぐ 中北部でセンチュリーラン


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マイペースで自転車を走らせる参加者ら=20日、恩納村

 【恩納】自転車で「日本一早い桜と、碧い海を走る」第4回美ら島オキナワセンチュリーラン(同実行委員会主催)が20日、恩納村のコミュニティセンターを発着点に開催された。167キロ、107キロ、56キロの3コースに合計1336人が参加。

東シナ海の海岸通りや、名護市や今帰仁村の桜、うるま市の海中道路など、中北部9市町村で、力強く銀輪を走らせる姿やマイペースでコースを楽しむ様子が見られた。
 参加者の顔ぶれは国内全土のほか、台湾、韓国、香港のアジア勢。今回は、167キロのセンチュリーコースの途中に設けられた、名護市の嵐山展望台に向かう約2・3キロの急勾配を走り上がる「ヒルクライム・タイムトライアル」が目玉競技となった。優勝者は後夜祭会場で「センチュリーラン山岳王」として表彰、大会オリジナルジャージと琉球ガラストロフィーが贈呈された。
 56キロのスイーツコースは途中で昼食を取りながらゆっくり景色を楽しめる手軽さが受け、子ども連れの参加者も目立った。西原町から初参加した小宮直子さんと晴夏(はるか)ちゃん、鈴木健美さんと陽香(はるか)ちゃん2組の母子は娘同士が同じ坂田小学校3年生。晴夏ちゃんは「誕生日に買ってもらった自転車で頑張る」と話した。
 コース途中に設けられたエイドステーションには市町村や事業所提供の飲み物が用意され、ゴール会場では、恩納村むら興し協議会などから豚汁、天ぷら、飲料水などが振る舞われた。
 無料マッサージコーナーでは長い列ができ、多くの参加者が疲れを癒やしていた。(小山猛三郎通信員)