岩手からの45人、温かい声援感謝 石垣島マラソン


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お互いの健闘をたたえ乾杯する岩手・沖縄かけはし交流協会のランナー=27日午後6時ごろ、石垣市内の飲食店

 【石垣】1993年に大冷害に見舞われた岩手県を支援しようと石垣島から種もみを送って以来、交流が続いている岩手・沖縄かけはし交流協会(福岡勝夫会長)から、今年も45人のランナーが石垣島マラソンに出場した。

出場者は毎年楽しみにしているといい、「今も昔も温かい沿道の声援は変わらない」と歓迎ぶりを喜んだ。
 交流20年目となる今年は、交流を推進していた元岩手県副知事の故・高橋洋介氏の顕彰碑が石垣市に建立され相互の親交がいっそう深まった。高橋氏から交流協会の会長を引き継いだ福岡会長は「振り返ると20年は早いものだ」としみじみとした様子。「石垣の人情が『また来たい』と思わせるのだろう」と目を細めた。
 第1回の石垣島マラソンにも参加した小山邦彦さん(60)は「雨の中でも一生懸命応援してもらった。熱烈な歓迎は1回目も今回も変わらなかった」と、沿道の声援に感謝した。