草木使い「自然織り」 障がい者支援施設「えむの里」利用者


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
「自然織り」展への来場を呼び掛ける仲原エムリさん(左)と出口富美子さん=15日、沖縄市の琉球新報中部支社

 【沖縄】障がい者自立支援センター「えむの里」利用者が作った「自然織り」の作品展示会が21日、沖縄市の一番街商店街のコザBOXで開かれる。23日まで。入場無料。

期間中、自然織り体験教室も開かれる。
 自然織りは、フクギやノニなどで染めたハイビスカス枝の繊維を使った織物。同センターでは、昨年4月から創作野草木自然織り作家の出口富美子さんの指導を受け、自然織りに取り組んできた。出口さんが考案した小型の織機を使いコースターや壁掛けなどの作品を作った。
 同センターの利用者4人が6種の織り方を習得。初心者へ指導もできるほどに上達したという。
 出口さんは「(利用者は)1年前よりずっと生き生きしている。作品に個性が出るのでやりがいも感じているようだ」と喜び、同センターの仲原エムリ理事長は「自立への第一歩。体験教室なども開催し、一番街の活性化につながればうれしい」と期待した。