沖縄市と実行委に認定証 手づくり郷土賞の越来城下町まつり


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
「手づくり郷土賞」認定証と盾が贈られた市と自治会関係者=18日、沖縄市役所

 【沖縄】コザ十字路付近を流れる比謝川流域に整備された「越来城(ぎーくぐすく)水辺公園」と同公園で開催されている「越来城下町まつり」の取り組みで、国土交通省の「手づくり郷土賞」に決まった沖縄市(東門美津子市長)と同まつり実行委員会(當山全克実行委員長)に18日、内閣府沖縄総合事務局から認定証が授与された。

 沖縄市役所前で行われた授与式には、市や自治会関係者が出席。同局の吉田延雄次長から東門市長と當山委員長に認定証と盾が手渡された。
 吉田次長は「公園整備には企画段階から地域住民が関わり、活用されてきた。城下町まつりでも公園を生かし、地域活動が活発になった。手づくり郷土賞にふさわしい活動だ」と評価した。
 東門市長は「公園の魅力を最大限に生かした取り組みを市としても協力していく」とあいさつ。當山委員長は「歴史的に貴重だった越来城は失われたが、越来城下は元気で頑張っていることをまつりで示してきた。賞を励みに地域を盛り上げたい」と抱負を述べた。
 「手づくり郷土賞」は地域の魅力や個性を生む活動や場所を選定して贈られる。
 越来城水辺公園は比謝川流域の治水事業の一環で2008年に完成。周辺の8自治会が実行委員会を組織し、「越来城下町まつり」を開催している。