情報技術に力 文教の西原町PR


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3月24日に西原マリンパークで行われる謎解きゲームイベント「天使金丸の冒険」(西原町提供)

 【西原】西原町は一括交付金を利用し、インターネットやタブレット端末など情報通信技術(ICT)を活用して、町の観光振興や児童・生徒らの学習につなげることを目的とした「ICT技術を活用した観光振興・人材育成推進事業」を計画している。

2013年度からの本格運用を目指す。町企画財政課の玉那覇敦也広報係長は「西海岸はリゾート観光中心だが、西原は文教の町。本事業で大人も子どもも知的好奇心をくすぐられる町にしたい」と意気込む。
 町民や児童生徒が動画撮影などの中身づくりで携わることを目指し、ポータルサイトの立ち上げや、タブレット端末と拡張現実(AR)技術を組み合わせ、町内で宝探しのようなゲームを楽しむイベントなどを計画している。また児童生徒がゲームイベントなどを通じてIT教育、歴史学習などを図りたい考えだ。
 2012年度は次年度での本格運用を見据え、町内事業者や観光客などへのアンケートといった基礎調査・実証実験に着手した。
 実証実験の一環として3月24日には、タブレット端末とAR技術で謎解きゲームを現実世界で楽しむイベント「天使金丸の冒険」を西原マリンパークで開催する。王位に就く前西原町に住んでいた、金丸(尚円王)と共に謎を解き、伝説のつえを探すという設定だ。
 町は3月8日まで、1チーム5人以内でエントリーできる参加者を町内外から募集。参加無料でキッズ(小学高学年~中学生)とファミリー(小学生を含む大人との混成)のいずれかのカテゴリーで結成。定員制で応募多数の場合は抽選となる。詳細は西原町ホームページhttp://www.town.nishihara.okinawa.jp/。問い合わせは町企画財政課(電話)098(945)5340まで。