楚辺エイサー、DVDに 石垣・明石区の指導用


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
できたばかりの楚辺エイサーのDVD映像を鑑賞する区民ら=2月28日、読谷村の楚辺公民館

撮影会で踊った区民ら30人が鑑賞し、完成を祝った。制作を依頼した石垣市明石区の代表者にDVDが手渡された。

撮影会で踊った区民ら30人が鑑賞し、完成を祝った。制作を依頼した石垣市明石区の代表者にDVDが手渡された。
 楚辺区は1985年、代表者4人が明石区を訪れエイサーを指導した。30年間で踊りの形が徐々に変化したことから、明石区が伝統的なエイサーをあらためて指導してほしいと映像制作を依頼した。当時の踊りを知るかつての青年会メンバーが撮影会に参加した。
 明石区には戦後、楚辺、喜名、波平など同村集落の住民が入植し、生活の基盤を築いた。眞榮城玄三さん(66)は「明石区は来年、入植60周年を迎える。ビデオを見て素晴らしい明石エイサーをつくりたい」と感謝した。
 男踊りを踊った照屋勇勝さん(70)は「映像に撮るとなったら緊張してしまったが、この年でエイサーができたのはとても光栄だ」と喜んだ。
 DVDは関係者に配布された他、要望があれば500円で販売する。問い合わせは同公民館(電話)098(956)2326。