新たな表現目指す エンタメ集団あす始動


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さまざまな楽器の演奏者や民謡歌手が集う「なかのまちヤカラーズ」のリハーサル=11日、沖縄市のミュージックタウン音市場

 【沖縄】沖縄市出身か市在住の音楽家によるエンターテインメント集団が今月始動する。沖縄音楽をアレンジし、創作ダンスや寸劇を交えて演じる集団の仮称は「なかのまちヤカラーズ」。17日午後7時、胡屋十字路の特設会場で初舞台を踏み、正式名とメンバーの公募を行う。

 ミュージックタウン音市場(沖縄市上地)を運営するミュージックウエーブがプロデュースする。当初メンバーはさまざまなグループや民謡酒場で活動するプロの音楽家が中心で、今後は市民と共につくり上げていくエンターテインメントを目指す。
 11日、音市場で行われたリハーサルでは三線のほかエレキギター、ドラムス、キーボード、バイオリンなどさまざまな楽器の演奏者が集結。ロックやポップス、アジア音楽などの要素を交えながら沖縄民謡を演奏した。
 「なかのまちヤカラーズ」の代表でミュージックウェーブ事業部の新垣健さんは「沖縄市にゆかりのあるアーティストによるジャンルを超えた新しい表現を目指し、地元客や観光客を呼び込める沖縄の新しい芸能をつくりたい」と話している。
 17日午後の舞台は、沖縄国際アジア音楽祭・ミュージックス2013の一環イベント。来年1月に本公演を開催し、音市場を拠点に活動する予定だ。