舞台の裏方学ぶ 音市場受講生20日「春音祭」で披露


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音市場スタッフから照明や音響の技術を学ぶ受講生ら=6日、沖縄市のミュージックタウン音市場

 【沖縄】音楽などの舞台制作に必要な技術を学ぶ講座が沖縄市上地のミュージックタウン音市場で開かれている。受講生は昨年10月から半年間、制作、音響、照明の各コースで技術を習得。20日、音市場で開催される音楽イベント「春音祭-ニューサウンド・ジェネレーション」で成果を発表する。

 「音楽のまち」を掲げる沖縄市が取り組む人材育成事業。17歳から32歳の12人が音市場の現場スタッフから音響・照明、イベントの企画制作、宣伝、運営など舞台制作の技能を学んできた。
 制作コースで広告・宣伝の手法を学んだ島袋樹蘭さん(17)=コザ高校2年=は「お笑いが好きで劇場スタッフになりたくて参加した。今回の講座で学んだ文章能力を生かしたい」と語った。
 松田桃子さん(21)=名桜大2年=は「舞台の裏方の仕事に興味があった。自分の言葉で伝えることの楽しさ、難しさを学ぶことができた」と振り返った。
 音市場の徳山義広館長は「受講をきっかけにピースフルラブ・ロックフェスティバルや音楽イベントに携わる人材が出てきてくれたらうれしい。今後も人材育成に力を入れたい」と話している。
 受講生がスタッフとして参加する「春音祭」は午後6時から開催される。ゲストとして、きいやま商店が出演する。入場無料。