新宮古病院が完成 一般外来、来月3日から


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開院式典が行われた県立宮古病院

 【宮古島】移転新築が進められてきた県立宮古病院の新築開院式典が18日、市平良下里の新病院で行われた。病院関係者ら約60人が出席し、宮古地域の中核を担う同院の新たな一歩を祝った。一般外来開始は6月3日の予定。

 新病院は宮古島市の災害備蓄倉庫があるカママ嶺公園に隣接。耐震、防火機能を強化し、バリアフリーのほか環境に配慮して雨水をトイレや散水に利用する。
 川上好久副知事は「宮古圏域の力強い医療拠点としての貢献が期待される」とあいさつした。
 下地敏彦宮古島市長は「市民の生命と安心安全な暮らしを守り、圏域の医療構築に大きく貢献してほしい」と期待を寄せた。
 新病院は6階建て、病床数277床。350台分の駐車場(有料)を整備した。
 引っ越しなどのため、31日から6月2日までの一般外来は休診する。救急は受け付ける。