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【読谷】読谷村の残波岬公園いこいの広場にこのほど、巨大なヘビの壁画がお目見えした。読谷高校の美術部員8人が夏の日差しの下、全てはけで手塗りして3日間かけ完成させた。
部長の宮城ひかりさん(3年)は「達成感がある。みんなで見に来て楽しんでほしい」と笑顔で話した。
キャンバスは、かつて園内を走っていたサイクル列車の倉庫。新しく整備しているサッカー場の横にある。管理者の村が白に下塗りし、同校に壁画制作を依頼した。
縦2・5メートル、横18メートルと細長いことや、ことしのえとにちなみヘビを選んだ。体には、影絵風に描かれたウサギやライオン、チョウなどが踊る。
池宮城涼風(すずか)さん(2年)は「美術部で初めてこんなに大きな作品を作った。子どもたちが触りたくなる作品に仕上がっていると思う」と満足げだった。
美術部顧問の伊元隆一教諭は「地域に関わることをしてほしいと思っていた。広い場所で描く経験ができてよかった」と語った。