「真の強さ」空手で表現 読谷創作子どもミュージカル


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本番を控え懸命にリハーサルを重ねる子どもたち=11日、読谷村文化センター鳳ホール

 【読谷】地域の小中学生でつくる読谷村創作子どもミュージカルは17日、空手の達人として知られるチャンミー小(ぐゎー)(喜屋武朝徳)を題材にしたミュージカル「比謝川の太陽 ~チャンミーと6人の勇者~」を村文化センター鳳ホールで上演する。

チャンミーから空手を教わりながら、子どもたちが「真の強さ」を学ぶ物語。村内の空手教室に通う子どもたちの演武もある。出演者たちは本番へ向け熱のこもった稽古を重ねている。
 このミュージカルは2011年の上演に続き2度目。子どもミュージカルの小学4年から中学3年の19人に加え、村内の空手7道場が協力し小中学生16人が演武を披露する。
 演武を披露する國吉馨斗君(古堅中1年)は「観客を感動させる演武をしたい」と語った。ミュージカルに初めて挑戦する中村望姫さん(古堅小4年)は「せりふを覚えるのは難しいが、みんなで歌ったり踊ったりして協力するのが楽しい。本物の役者が演じているような舞台にしたい」と元気いっぱいに話した。
 ミュージカル6年目で、今回が最後の舞台になる知花杏樹さん(読谷中3年)は「演劇は学校と違い幅広い年齢の子と触れ合えるのが好き。最後の舞台なので客に『すごかった』と言われる演技をしたい」と意気込みを語った。
 企画制作・主催は村教育委員会。脚本は田北豊明、演出は田原雅之。入場料は小学生以上500円。午後2時半開場、3時開演。問い合わせは村文化センター(電話)098(982)9292。