【読谷】読谷村内の農家や飲食業者など21人がこのほど、「NPO法人地域振興応援団おおとり会」(喜友名秀樹代表理事)を立ち上げた。村の農産物を活用した商品開発や祭り開催を通して、「読谷ブランド」をアピールしようと意気込んでいる。
活動の第1弾として27日に村座喜味で開かれる「座喜味城通りふれあい祭り」の会場で「フルーツパパイヤカーニバル」と称した加工品販売のイベントを開く。
21人は、村内でぜんざい店を営む喜友名さんの呼び掛けに応じ、村の風土や食を活用して地域活性化につなげようという熱い思いを胸に集まった。
活動の柱は(1)村の景観保全(2)村内の農産物を使った加工品開発やイベント開催(3)郷土料理の調査や食の安全の研究(4)農業に関する講演会や若者の農業参加を促すなどの人材育成事業―の4項目。
喜友名代表理事は「読谷には先輩方がつくり上げてきた地域資源が豊富にある。若者がそれを積極的に活動し、アピールする時だ。より多くの人が関わることのできる団体にしたい」と話した。
石嶺伝実村長は「若者が団体を立ち上げうれしく思う。たくさんのイベントを期待したい。会が鳳(おおとり)のごとく羽ばたくよう応援する」と激励した。
来月10日には那覇市で開かれる現代版組踊劇の会場で物産展を開く。入会や問い合わせは事務局(電話)070(5494)0102(青山)。