読谷「今 ここ、日本一」 村人口最多へのぼりでPR


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「日本一」昇格をPRするのぼりを作った(右から)福地明乃さん、本村美紅さん、松田萌さん、村観光協会の比嘉徹さん、長浜翼輝さん=県立芸大

 【読谷】来年1月に読谷村が日本一人口の多い村へ昇格することを受け、県立芸術大学に通う村出身の学生ら4人がこのほど、村観光協会と協力し日本一をアピールするのぼりを作った。のぼりには「今 ここ、日本一」と書き、人口だけでなくさまざまな分野で「日本一」を生み出したいという思いを込めた。

 個人・団体を問わず3本1万円で協会が販売し、日本一へ向けた記念事業の資金にする。11月から村内の店舗や道路に並ぶ予定だ。作ったのは村出身の福地明乃さん(20)、松田萌さん(19)、本村美紅さん(19)と、読谷高校卒で恩納村出身の長浜翼輝さん(20)。
 のぼりは2種ある。一つは道路に並んだときに目立つようにと、白地に緑色の読谷村の形を配したシンプルなもの。もう一つは割れたくす玉を囲みたくさんの人が笑顔で並ぶお祝いムードあふれる1枚だ。
 協会が8月半ば、4人に制作を依頼。協会の会合に参加して要望を聞き取り、標語やデザインを200種以上考えるなど試行錯誤を重ねた。
 本村さんは「大好きな村に関わることができて光栄だ。日本一に誇りを持ち、地域の人で語り合ってほしい」と語った。
 長浜さんは「外から見ると読谷は良いところがいっぱいある」という。福地さんは「来て良かったと思える居心地の良さが『日本一』だ」、松田さんは「村の一人一人が読谷が大好きと思ってくれたらいい」と願った。
 のぼり下部には申込者や企業名などが印刷できる。問い合わせは村観光協会(電話)098(958)6494。