特産紅芋たっぷり 「やえせパン」発売


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
八重瀬町産の紅芋を主な原料として新たに売り出した2種類のパン=28日、同町役場

 【八重瀬】オキコ(西原町、仲田龍男社長)は、八重瀬町産の紅芋を主な原料とした菓子パン「やえせのシーちゃんのおいものメロンパン」(税込み126円)と「やえせのシーちゃんの紅芋スティックパイ」(同130円)を、29日から県内量販店やコンビニで販売している。

 28日、同町役場で記者発表した。各地域の特産品を活用した“ご当地パン”を販売する同社の地域応援プロジェクト「Yummy(ヤミー)!UCIHNA(ウチナー)」の第2弾。これまで豊見城市や沖縄市、南城市でプロジェクトを進めてきた。
 町は県内で読谷村に次ぐ、紅芋の産地。今回は町商工会が進める町産農産物PR事業「八重瀬カラフルベジタブルプロジェクト」と連携した。2カ月間の期間限定販売を想定し、2種類のパンをそれぞれ5万個ずつ生産する。商品のパッケージには町の公式キャラクター「シーちゃん」の姿が強調されている。
 「メロンパン」は町産の紅芋のペーストと角切り芋を練り込んだ。「スティックパイ」は紅芋を練り込んだパイ生地に黒糖入り練乳クリームを挟んだ。紅芋のペースト加工や黒糖の供給は全て町内の会社が担った。
 会見に出席した比屋根方次町長は「こういったパンは子どもから大人まで気に入ると思う。八重瀬町の宣伝にもつながることを期待している」と話した。